今回は次の①②が前回記事からの引用です。
①【この“点”という“物質の元”=「ゼロ次元」を、個人個人がどのようにして繋いで、紡いで、織って、的(まと=点)を纏(まと)め上げ、安定させていくか?……これが「日本語」という「理論(=ことわり)」に古くから備わっており、個々人が論理的思考法を脳内に形成していく為に必要不可欠な「元の本=“発祥”を知る事」で発想その“モノ”が百八十度変化してしまう……という“事実”を証明していきたい】
②【元々の本=地下からの構造&構想を、一文字一文字からその意味を踏まえ、日本語が物質的・真理的・霊的「仕組み」を作り上げていたか?を、不肖私めが動画やブログ活動に於いて、どうせ拙い説明にはなる事請け合いますが、少しずつでもトライしていきます】
上記①と②は、私の中では「ほぼ同じ事」を述べていました。
しかし①では、一般的には単語の意味合いが重なるような、あるいは似た(同じ?)ような表現として受け取られがちな“もの”が有るので、読者にとっては「まどろっこしく」感じられるだけで、読み飛ばし=スルーされてしまう感がありました。
その例として「繋ぐ」と「紡ぐ」では、同じようなニュアンスに捉えられたり、似たイメージを持つ方もいらっしゃっるのではないでしょうか。
実際には「繋ぐ」と「紡ぐ」では、全く別の運動を表しています。以下に辞書の意味を載せます。
辞書より
◉「繋ぐ」
① 離れているもの,切れているものを一続きのものに結びつける。② ひも状のもので結びとめて離れないようにする。③ 拘禁する。自由をうばう。④ 切れないように保たせる。持ちこたえるようにする。⑤ (あるものを頼りに)あとをたどる。あとを追う。◉「紡ぐ」
綿・真綿・獣毛などから繊維を引き出し,よりをかけて糸にする。
↑この両者の違いをここでは説明しませんが、辞書のニュアンスを優先すれば、なんとなく「繋ぐ」と「紡ぐ」の語順は「紡ぐ」が先で、「繋ぐ」は後者にした方が無難な気がしますよね。それでも前回の私には「繋ぐ」を先に列記する理由があった。それは単語の認知(使用頻)度を優先したからです。現代人にとって「衣服」は、既製品が有って当たり前で、昔からの手法=綿や毛から繊維の元を引き出して「縒る」という作業(&事情)を知らない方も多いかと。……「言葉」は時代に依って流されるので、今や「生地」が「出来上がっている」事が当然なんですよね。
辞書より
◉「縒る・撚る」
① 糸状のものをひねる。また,数本の細い糸などをひねってからみ合わせ,一本の紐などを作る。② ねじって回す。よじる。
しかし「ゼロ次元」という1次元の前に在った、その「発祥」を知る事は、「自分」という存在の元々を辿る作業であり、一時期流行った自分探しをする為の「源泉を知る」事でもあり、私たち一人ひとりにとってはとても大事な大事な「大元を知る作業」なんですね。そういった「一大教義」が日本語の中身には組み込まれている……なので、ぜひこの機会を、不肖私めとご一緒に“紐解いて”いっていただきたいと願っています。次回もこの続きを。では、おやすみなさい。 R5.5.1㈪23:53